外套 ゴーゴリ

昔読んだことのある本を思い出した。

本の名前は、「外套」 作家はゴーゴリ。

読んだのは… 中学生ぐらいかな。

正直 細かいことはあまり覚えていず、ネットで検索。

少しだけ記憶が戻ってきました。

さえない中年?老人に近い男性が主人公。

職はあれど、裕福とは言えない生活。一人もの。

私個人の印象では、生きてることに喜びを感じてない人。

寂しい人。

欲もなく慎ましく生きてきた主人公。

寒く凍えるような季節を乗り越えるため

彼は、一着の外套を購入。

彼は、その外套に思いがこもる。

どんな思いだったんだろう。

自分を無償で温めてくれ… 守ってくれる。

何も言わず。問わず。疲れた寒い体をただ温めてくれる。

彼は、そんな外套を手に入れたことに喜びを感じる。

買って良かったんだと思ってる。

友を得た感覚と同じだったのかもしれない。

物言わない外套。傍から見れば、ただの一着のコートにすぎない。

でも 彼は、精いっぱいの思いを込め

レストランで外套相手に ワインとパンで祝杯をあげる。

だが、その夜…

帰宅途中 泥棒にその外套を剥ぎ取られてしまう。

泥棒は、彼の大事な外套を手に

凍えるような寒い夜の闇に消えて行ってしまう。

泥棒は、彼がその外套にどんな思いを持っているかもしれず、

どんな思いで手にしたかもしれず…

いとも簡単に 奪い取って行ってしまった。

一瞬で…。

その後 外套を奪い取られた男は死んだ。

確か、ショックと寒さが原因だったと思う。

大事な物を奪われたことがきっかけで。

その後 彼は、夜の街に その外套を探し 夜な夜な幽霊となって現れる…。

っと言った話しだったと思う。

私は、この本が好きで… 何度か読んだ覚えがある。

古い本で、訳者だか… 時代によって、解釈?

訳され方が、微妙に違うことがあった印象があります。

ただ いずれにしても…

彼が レストランの片隅で、椅子に外套をかけ

ワインで祝杯を静かにあげている。物言わぬ 外套に。

傍から見れば、外套相手に何をしているんだろうと思われるかもしれない。

でも 彼は、自分を満たしてくれて守ってくれる外套と出会えたことに

心の底から 喜びを感じ、微笑みながら祝杯をあげたんだと思う。

単に寒さから身を守り 温めてくれるだけでなく、

心も温めてくれる外套。

どんな思いで手にしたんだろう。自分の食べる物も、

欲しい物も手にせず… ただ 自分を殺しながら

唯一 特別な思いを込めて手にした外套。

それを 奪われてしまう。

可哀想で仕方がない。切なくなった。

でも…。

盗んでいった泥棒も きっと生きるのに苦しかったのかもしれない。

泥棒は、彼以上に生活に困っていたのかもしれない。

仕事も無かったのかもしれない。

盗むことしかできない人間だったのかもしれない。

思い浮かばなかったのかもしれない。

相手のこと… 思いやる気持ちを持てなかったのだろう。

きっと 盗まれてしまった彼も考えたかもしれない。

でも 許せず、外套に縛られ… 彷徨うまでになった。

悲しい話しだと思う。

だけど… この本でいろんなことを考えさせられると思った。


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 4

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス

この記事へのコメント

2009年11月22日 15:48
生きがい、孤独、思いやり、そして生きるといった事を考えさせられる内容のように思います。
深い内容ですねぇ。
2009年11月22日 21:46
こんばんは!

ふむ。俺はこれほどまでに心に刻まれる本に出会っていない事に、たった今、気が付いた・・・・な。
2009年11月23日 20:09
MONTAさん、影武者さん、
こんばんはー!!
コメントありがとうございます
お返事は、また後ほど!
いつも ありがとう!

気持ち玉もありがとうございます!
とても嬉しいのですが…
リンクなしの気持ち玉は誰なんだろう…?
どなたかわかりませんが、
ありがとうございます
2009年11月24日 13:11
♪今日は
昔はよく本を読んだな・・・最高に感激したのが・・・「坂の上の雲」だ・・・今度ドラマになるね・・・楽しみだべ(*^_^*)
2009年11月24日 20:26
MONTAさん、こんばんは
ありがとうございます!
そうなんです。私はうまく言えないんだけど
いろんな事を考えられる1冊でした。
人間のすべての感情が詰まっている?
考えられるような気がします。
深い本だったのかな?と思ってたりしてます。
2009年11月24日 20:34
影武者さん、こんばんは
本って、その時の感情や周りなどでも
印象や記憶・思い入れが違うと思いますよ!
影武者さんも
きっと何か特別な1冊があるのではないでしょうか?
ただ 忘れているだけでは?
私の場合 この本とフランダースの犬。
「ダリ」の絵というのは、印象深いです!
2009年11月24日 20:38
バカボンさん、こんばんは
バカボンさんはどんな本が好きでしたか?
「坂の上の雲」ですか?
どんな本なんでしょう…?
後で調べてみますね?

この記事へのトラックバック